機械系は忙しいの?
具体的にどんなことするの?
機械工学科に興味のある人は機械工学科の学生がどんなことをしているのか、どれくらい忙しいのか疑問を持っていると思います。
今回はそんな疑問を解消します。
実際に私が体験したことをふまえてお話します。
プログラミング

C言語とC++言語をやりました。
C++言語はC言語に機能が追加された言語です。
C言語を使って数値積分などの計算をしていました。
毎週の課題に10時間ぐらいかけていたので土日のどっちかはプログラミングの課題に費やしていました。
またC言語を勉強すると他の言語を勉強する際にとても助かります。
ネットで「よく理系は実験が忙しい・・・」みたいなことを目にしますが、個人的にはC言語の課題のほうが時間がかかりました。
製図

ドラフターという製図をする専用の机を使って図面を手書きで書きました。
大学によっては手書きではなく、最初からCADというソフトで行うところもあります。
私の大学では最初は手書きで書き、次にCADをやりました。
製図の授業は3コマ連続だったので最大で5時間ぐらいは図面をひたすら書いていました。授業中に課題が終わらないので家でも図面を書いてました。
製図についてはこちらの記事に詳しく書きました。
将来はものづくりがしたい!機械工学科で勉強する製図って何? ティロこんにちは、機械工学科に通うティロといいますものづくりをするためには製図の知識が必須です。製図なくしてものは[…]
実験

毎週、実験がありレポートに10時間ぐらいは費やしていました。
実験の内容は様々で主に4力学に関することをやりました。
材料力学では鉄を機械で伸ばしてどのくらいの力で破断したのか計測し、その材料がどんな種類の材料なのか判定する実験をしました。
流体力学では煙を翼も模型にあてて、どのような流れが生まれるのか観察したり、流速を計測したりしました。
実験は面白かったのですが製図の課題と実験レポートの2つを毎週こなすのはなかなかにハードでした。
土日が課題とレポートだけで終わる日もありました。←僕の要領が悪いせい
4力学

4力学とは機械力学、材料力学、熱力学、流体力学のことです。
具体的には機械力学は振動に関すること、材料力学は強度について勉強し、熱力学は熱がどのように伝わるかや理想的なサイクル、熱効率などを勉強し、流体力学は流れの速度や流れの抵抗などを学びます。
3年生は専門的なことを学ぶ
2年生までは基礎的なことを学びましたが3年生になるとエンジンを自分で設計してCADで図面を書いたり、ロボットを作ったりします。
CADというソフトで設計するので2年生のときにやった手書きの製図よりは断然やりやすかったです。
ただエンジンの設計は授業中だけでは絶対に完成しないので家でもやりました。
家で作業する時間の方が授業の時間よりはるかに長いです。
バイト
「課題やらレポートがあり、プライベートな時間がまったく取れない」というわけではありません。理系にも休みはあります。特に長期休み、春休みや夏休みは意外と暇です。
長期休みに課題が出るなんてことはないですから安心してください。
長期休みに短期のバイトをして、来期の出費を稼ぎます。
なので大学がある平日はまったくバイトをしていません。要領が良い人はバイトができると思いますが僕には到底無理でした。